紹介
中郷囃子連とは
梅林で有名な東京都青梅市梅郷3.4.5丁目(中郷)の囃子連です。
地元にて地道に活動しております。
現在の所属人数は子供から大人まで含めて約30人ほどです。
歴史
明治25年、小曽木村(現、青梅市小曽木)の神楽師”若林仙十郎”氏より中郷の若者の教導と祭礼の催しの一端にと有志の計らいで伝授された。
その後しばらく衰微し、昭和20年終戦により復活し青年団により伝承される。
昭和52年には”青木孝之”氏の尽力で山車が建造され、昭和54年祭典委員会内に囃子保存部ができた。
伝承経路
江戸神田流の囃子を埼玉の二本竹で習得した小曽木村の”若林仙十郎”氏により、吉野村中郷の”大沢彦太郎”氏ほか十数名の若者が習い伝えた。
一度は後継者不足により伝承が衰えました。
しかし昭和に入り同派の技法を会得した三田村の”沢田松蔵”氏がその大方を伝承した。
伝承曲目
・屋台 ・仁羽 ・古はやし ・もどきくずし ・とろろ ・聖殿
・三下がり ・鎌倉 ・神田丸 ・仕丁目 ・ねんねこ ・終いだいこ
演奏様式
・屋台、仁羽は主に山車曳航の道中に演奏
・古はやし、もどきくずしは主に競演中に演奏
・聖殿、鎌倉は主に神前奉納や催事奉祝時に演奏
・三下がりは聖殿から仕丁目の曲替わりに演奏
・神田丸は三下がり後に演奏
(注・三下がり後は必ず神田丸に行く訳ではありません)
・ねんねこは宵宮の終了に向かっての道中に演奏
・終いだいこはその日の演奏の一番最後に演奏
以上は例外もあります。
楽器構成
笛(七穴) 1 締太鼓 2 鋲打ち太鼓 1 鉦 1
その他曲に合わせて舞が入ります。